海外進出サポート「雇用代行サービス(EOR)」とは?
以前は主に欧米の多国籍企業の方々に利用されてきた雇用代行サービスですが、昨今日本企業からの問い合わせが増えています。
特に今後海外進出を計画している大・中堅企業、中小企業やスタートアップ企業から、大きな初期投資を行うことなく、海外のテストマーケティングを行うことができることが理由となります。
この記事では、JAC Outsourcing がインドネシアで提供する雇用代行サービスについて説明します。
雇用代行(EOR)サービスとは
雇用代行(EOR)サービスとは、「海外での雇用をアウトソースする」サービスです。現地法人や駐在員事務所を設立することなく、現地で従業員を雇用することが可能となります。素早く現地人材を採用し、進出先の市場調査・海外進出の準備を推進いただきます。
雇用代行(EOR)サービスで対応できる海外進出時の問題点
事業計画
・海外進出の初期費用が非常に高額になってしまった
・成功するとは限らないのに手触り感がなくて決断できない
・万が一撤退しなければならない場合のコストが心配
各種法令・コンプライアンス
・海外の法律に対する知識が不十分。(例:インドネシアでは会社法・労働法・税法だけではなく、外国投資法・競争法といった法律にも注意する必要があります)
・バックオフィス業務に十分な人員を割けない
人材
・日本から駐在員として出向させたいが、社内に適切な人材や希望者がいない
・現地インドネシア人のスタッフ採用はどうしたらいいのかわからないという不安
雇用代行(EOR)サービスのメリット
管理業務にかかる時間を短縮 | 管理業務ではなく成長戦略に時間を割くことができ、現地法人の設立にかかる費用の節約が可能になります。 |
優秀な人材を迅速に採用 | インドネシアでの20年以上の人材紹介の経験と実績を持つ当社の強力な人材ネットワークにより、優秀な人材のご紹介が可能です。 |
法規制に完全遵守 | インドネシアの法律と規制に完全に適合していることを保証いたします。 |
幅広いサービス | ビジネスライセンス、求人、採用、給与計算、就労ビザ、税務に至るまで、ビジネスのさまざまなニーズを幅広くサポートいたします。 |
プレミアムサービス | JACのコンサルタントが、お客様独自のビジネスニーズに合わせて、24時間365日サポート。 |
JACアウトソーシングは、20年にわたる経験で培ったノウハウを活かし、法人格取得後もサポート可能です。専門コンサルタントが、インドネシアでの市場戦略に合わせた最適なソリューションを、最小限のコストで提供します。
雇用代行(EOR)サービス内容の一例
募集・採用 | 20年以上にわたって培われたJACのプロフェッショナルネットワークで、優秀な人材を採用し、生産性の高い専門チームを編成することができます |
雇用契約書 | 時間を節約しながら、必要な条件が保証された雇用契約書を作成できることで、一流の企業ブランドを守ることができます |
労務プロセス | 私たちの労務サービスは、従業員に公平に、時間通りに、現地の労働規制を遵守して給与を支払うことを目的としております。計算は正確に行われ、期限内に納品します |
所得税計算 | EORを利用すれば、現地の税制の更新を把握する必要はありません。コンプライアンス違反や罰則のリスクを軽減することができます |
従業員保険・福利厚生 | 労働保険、健康保険、年金、宗教ボーナスなど、インドネシア政府が定めるすべての従業員保険と福利厚生はEORを利用することでカバーできます。 |
法的支援 | 法的支援はサービスの一環として提供され、契約プロセスのどの部分においても必要に応じて提供されます。 |
JAC Outsourcingの雇用代行サービスの流れ
日本で派遣社員の雇用をするサイト非常に類似しています。
1 | 企業とJAC Outsourcingとの間で雇用代行契約を締結します |
2 | JAC Outsourcingが現地従業員を直接雇用します 現地人材の雇用や採用面接はJAC Outsourcingがサポートいたします。もちろん、貴社にて雇用者をあらかじめ選定していただくことも可能です |
3 | 現地従業員は貴社の定める業務を貴社の定めるKPIに基づき遂行し、貴社に直接ご報告します 現地人材に対しては貴社より直接業務指示を出していただく必要があります。そのため日本語対応人材を準備するのも一つの手段です |
4 | JAC Outsourcingが現地従業員への給与支払い・納税・健康保険・その他、必要な労務サービスをご提供します |
このサービスにて最も重要な点は法令を遵守し、安心安全に現地従業員を雇用する点となります。各国の法律に準拠した雇用契約を締結し、給与計算・社会保険手続きをJAC Outsourcingが代行します。
現地の雇用法規制や就業環境に精通している専門家がサポートすることにより、法令遵守や労務トラブルのリスクを回避することができます。
雇用代行サービスの活用事例
ケース1:海外進出を計画している大・中堅企業、中小企業やスタートアップ企業
大きな初期投資を行うことなく従業員を雇用することで現地のビジネス環境や商慣行を把握できる。十分なテストマーケティング期間を経てから海外進出の判断ができるためご活用いただいています。
ケース2:現地法人や駐在員事務所の設立が決定している
現地の市場や販売ルートに詳しい人材を事前に確保したい、市場の開拓や顧客開拓を迅速に進める準備のために活用いただいています。現地法人や駐在員事務所の設立が決定していたとしても、実際の申請、登録、ライセンスの登録には一定の期間を要するため、その期間に雇用代行を利用していただいています。
ケース3:スモールオペレーションで代理店の管理を行いたい
現地には代理店がすでにあり、駐在員事務所を置くまでもないため、日本からの沿革だと不安があるため、現地に誰かを置いておきたいというニーズにもご活用いただいております。
ケース4:日本国内で雇用が困難な人材を海外で採用したい
インドネシアマーケットに詳しい人材を採用したい、インドネシア語を話すことはもちろん、ビジネスレベルで書くことができ、活用できる人材を採用したい場合にもご利用いただいています。
ケース5:日本で採用した外国籍の方が母国に帰国したが雇用を継続したい
ケース6:海外拠点閉鎖後も優秀な現地社員を継続雇用したい
JACアウトソーシングのEOR (Employer of Record) サービスを利用することで、1~2年のテストマーケット期間を設けながら、事務的な業務にとらわれずに、戦略の実行に集中することで、ビジネスを確実に軌道に乗せることができます。
JACアウトソーシングのサービスをご利用いただくことで、ビジネス、税務、労働規制の変更に伴う目に見えないリスクを軽減し、現地の要件に完全に準拠した安全で確実な企業の成長を実現することができます。
詳細はぜひお問い合わせください。