2020 年 2 月 3 日

世界 11 ヵ国に人材紹介事業を展開する業界大手の株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメント（以下 JAC、代表取締役社長：松園 健、本社：東京都千代田区）は、この度、香港特別行政区に本社を構え、コンサルティングファーム業界と外資系金融機関に特化した人材紹介を展開する VantagePoint Asia Limitedの子会社で日本法人の株式会社バンテージポイントの全株式を取得する合意に至り、2020 年 1 月 31 日に契約を締結いたしました。これにより、JAC では日本国内におけるコンサルティング業界と外資系金融機関の人材紹介事業において、さらなるサービスの拡充を図ることが可能となります。

一人のコンサルタントが企業と転職希望者の双方を支援する「両面型」のビジネスモデルで国内最大規模の人材紹介事業を展開する JAC と、コンサルティングファーム業界と外資系金融機関向けの人材紹介において豊富な実績を持つバンテージポイント社が双方の強みを生かし協業することで、両業界に対しさらなる高付加価値の人材紹介サービスの提供が実現します。また、グローバル人材紹介に強い JAC と、バンテージポイントが得意とする国内の日系および外資系のコンサルティングファームと外資系金融機関の人材紹介で、豊富な経験を持つ外国籍およびマルチリンガルのプロフェッショナルコンサルタントで組織構成される同社とのシナジーを生かし、JAC は更なるグローバル企業としての価値の向上と成長を図ります。

昨今、企業や社会のデジタル化が急速に進む中、コンサルティングファーム業界ではデジタル関連のコンサルティング需要が順調に増加することが予想されており、調査会社の IDC ジャパンによると、コンサルティング業界の市場規模は 2018年の 7,659憶円から、2023年にはおよそ 1兆円規模に達すると予測されています。これにともない、同業界ではデジタル分野に強い人材の確保が課題となっていることから、JAC とバンテージポイント社が協力し合い、同業界の多くの企業に優秀な人材を紹介することで企業と業界の成長を支援します。

バンテージポイントの株式取得について、JAC 代表取締役社長の松園 健は以下の通り述べています。「この度、バンテージポイント社が JAC に加わっていただくことを嬉しく思います。高いサービスの質と規模の両方を追求する人材紹介サービスを展開する JAC が、成長が著しいコンサルティングファーム業界と外資系金融機関の人材紹介で高い実績を誇る同社のノウハウを得ることで、更なる高度な人材ニーズに応えることができます。さらに、グローバル対応が可能な優秀なコンサルタントを有する同社の協力により、当社の更なるグローバル化を加速させることも期待しています。」

■ 株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメント
1975 年にイギリスで設立されたジェイ エイ シー リクルートメントの 3 番目の拠点として日本で 1988 年に事業を開始。スペシャリストや管理職の人材紹介に特化した、国内最大規模の東証一部上場企業です。国際ビジネス経験をもつ人材の紹介も強みの一つで、日本国内では外資系企業や日系企業の海外事業などのグローバル人材領域の売上が全体の 50％以上を占めています。外資系企業の人材紹介に特化した JAC International、ジョブサイトの「キャリアクロス」を運営するシー・シー・コンサルティング、英国、ドイツおよびアジア 8 ヵ国で人材紹介業を展開する JAC Recruitment Asia Ltd のグループ会社を傘下に、世界 11 ヵ国、25拠点で事業を展開するグローバル企業です。

■ 株式会社バンテージポイント
2012 年、カナダ出身の Shaun Sundberg（ショーン・サンドバーグ）と日本出身の南 健司（みなみ けんじ）が設立。本社を香港特別行政区に構え、主に日本国内で事業を展開する世界的大手コンサルティングファームや金融機関に対し、上級管理職やパートナーなどのエグゼクティブ人材から若手幹部候補までを対象とする人材を企業に紹介しています。紹介実績のうち、およそ 4 割がマネジメント（管理職）人材、1 割が社長や CxO などの上級管理職です。